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今回も前回に引き続き、レポートデザインを使ってレポートを作成していく方法について説明をします。 今回は、以下について解説を行います。
レイアウトビューを使ってレポートを整形する方法
レポートの各行で色を変える方法
１）はじめに
前回までの説明で下図の通りレポートの詳細欄を整列しました。しかし、よくよく見ると、顧客id欄が大きすぎたり、住所欄が小さすぎてすべての値が表示されていないのが分かります。
また、顧客id、顧客名の項目の幅を比べるとほぼ幅が同じであることが確認できます。これは、レポートのデザインビューで項目を作成した際のデフォルト値をそのまま使用しているためだと思われます。
つまり、実際にレポートの各項目に入力されている値によって、項目の幅を調整する必要があります。
２）レイアウトビューを使ってレポートを整形する
レポートのデザインを変更する場合には、下図の通り、レポートを開いている状態でマウスの右クリックでデザインビューを選択します。
あるいは、今回の修正は表示されている項目の幅を変えるだけですので、レイアウトビューでも可能です。下図の通りレポートのデザインビューが表示されている状態で、マウスの右クリックでレイアウトビューを選択できます。
レイアウトビューはデザインビューからしか開くことが出来ない訳ではありません。２つ上の図は、レポートを開いた状態ですが、右クリックのメニュー内にもレイアウトビューが存在することが確認できます。
下図はレポートをレイアウトビューで表示したところです。顧客idの項目を選択して、右端の枠にカーソルを合わせるとカーソルの絵が下図の通りに変わります。この状態でマウスのドラッグ＆ドロップで項目の幅を変更することが可能です。
顧客idの幅を変えると下図のようになります。
顧客idと顧客名の間に大きな隙間ができているので、顧客名項目を左に寄せる必要があります。
下図の通り、顧客名欄を選択した状態で、顧客名欄をドラッグして顧客idの方に移動させてドロップすると顧客名を移動させることが出来ます。
下図は、顧客名を移動した結果です。顧客名のラベルも同様の操作をして左側に移動させます。
下図の通り、顧客名のラベルを左側に移した結果です。マウスのドラッグ＆ドロップでは細かくレイアウトを合わせるのは、難しいかもしれません。そのような際には、ドラッグ＆ドロップを使用せずに、矢印キーを使って項目を移動させると項目が少しずつ動くので細かい調整が行いやすいと思います。
同様の操作をしてレポートの整形を行います。下図の通り、点線が囲まれた部分がA4サイズ用紙で印刷を行った際の印刷範囲となりますので、印刷範囲に上手く合うようレイアウトを調整していきます。
下図は、整形した結果をデザインビューにて確認をした状態です。デザインビューでもレイアウトビューにて行った操作と同様の操作でレイアウトを修正することが出来ます。
レイアウトは各項目の値の長さによってレイアウトを整えるのが良いかと思いますが、デザインビューは各項目に値が表示されていませんので、今回の操作に関してはレイアウトビューにて操作を行った方がスムーズかと思います。
また、レイアウトビューでの項目の幅などの調整に関しては、感覚的な操作方法で可能ですので、難しいことはありません。
３）レポートの各行で色を変える方法
下図は、レポートを開いた状態ですが各行で背景色の色が付いているのが分かります。
この背景色が付いているのが見やすいと感じるのか見にくいと感じるのかは、賛否両論あるかと思いますが、今回はこの背景色を削除してみたいと思います。
下図の通り、レポートのデザインビューを開き、左側の詳細セクションを選択します。すると、画面の右側のプロパティシートに詳細セクションのプロパティが表示されます。プロパティシートの中の「代替の背景色」という部分が各行に表示される背景色を表しています。
「代替の背景色」の一つ上のプロパティを確認すると、「背景色」となっています。これは、奇数行の背景色を表しています。プロパティの値を確認すると次のようになっています。
背景色：背景１
代替の背景色：背景１,暗め5%
つまり、代替の背景色は背景１という色から5%程度色を暗くした設定であることが確認できます。
今回は各行に背景色が変わる部分を行わないようにしたいので、下図の通り「代替の背景色」を「背景色」と同じ、「背景１」に変更します。
下図の通り、各行に背景色が異なっていたのが解消されているのが分かります。
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